ベッドは寝るところです

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場所と行為で記憶

多くの人が陥りがちな、睡眠の力を下げてしまう二つの典型的なNG行動がある。

それは、ベッドの上で何かすることと就寝前にうとうとすることだ。

あなたのベッドの上に、眠りに関係ないものが置かれていないだろうか?または、ベッドの上で読書をしたり、スマホをいじったり、眠りに関係ないことをしていないだろうか?

時間を持て余したり、眠るための準備として行なっていることもあるかもしれないが、こうした行動によって、あなたの睡眠の力は低下しているのだ。

脳は、場所と行為をセットで記憶する仕組みを持っている。例えば、ベッドの上で読書をすると、脳の中の文字を読む言語野や視覚野が働く。すると、このベッドは文字を読む場所だと脳が記憶するのだ。

脳は、作業を場所とセットで記憶し、再びその場所に行こうとした時、以前そこで使った脳の部位を働かせるという特徴がある。これはフィードフォワードと呼ばれ、脳が効率化を図る仕組みなのだ。

ひとつの場所を切り分ける

この効率化のための仕組みが裏目に出てしまうことがある。例えば、ベッドで眠くなるまで本を読んでいる。こんな習慣があると、ベッドに入るたびに眠りに関係ない脳の部位が働いてしまい、睡眠の質が低下する。しかし、既にある習慣は、なかなか変えられるものではない。

そこで場所を切り分けることをやってみるとよい。例えば、ベッドの縁が眠りのスタートラインだと脳に教え込む。就寝前に本を読む習慣がすでにあったら、その習慣は変えなくてもいいので、ベッドの横に椅子を置き、そこで本を読んでみる。そして、眠くなったら本をその場に置いてベッドに入る。こうすれば、脳はベッドは睡眠をする場所と記憶し、ベッドに入りさえすれば速やかに眠りの作業を始めてくれるようになる。

また、レム睡眠時では、外部の刺激を監視しながら眠るので、ベッドの上に物があると、動物で例えれば、巣の中に敵がいると反応して目が覚めてしまう。このような無駄な刺激を避けて、ベッドが安心して睡眠作業ができる場所であることを脳に教えるためにも、ベッドの上に物を置かないことが大切だ。