睡眠を効率化するための最も基本的な法則は、起床4時間以内に光を見て、6時間後に目を閉じ、11時間後に姿勢を良くするだ。
これは4-6-11睡眠の法則として、 様々な企業で、生産性を向上させる方法として活用されている。この法則は、メラトニンリズム、睡眠覚醒リズム、深部体温リズムという3つの生体リズムを活用している。
生体リズムは、1日の中で最高になる時間帯と最低になる時間帯がある。この高低差を振幅という。この振幅の大きさが、そのまま睡眠の効力を決める。
日中にはっきり目覚めていて、夜間はぐっすりと眠っている。これが振幅が大きい状態だ。一方、日中はぼーっとして集中力を欠いているのに、夜間の睡眠でもぐっすりと眠れない。これは振幅が小さく、メリハリがない状態だ。生体リズムの振幅、つまり睡眠の力は、この法則を使って鍛えることで、メリハリを大きくつけて鍛えることにある。
生体リズムが整っている場合は、眠る前に最も眠くなり、午前中が最も頭が冴える。一番眠いのは午前で、1番冴えているのは眠る前という人は、生体リズムが乱れている。
リズムに乱れがあると、実際に仕事や勉強にかかってる時間に対して、集中している時間が少ない。資料や問題を読むものに時間がかかるなど、成果が見合っていない可能性が高い。同じ時間を使うならば睡眠時間を削るより、頭が働くべき時間に短時間で集中して仕事や勉強をして、あなたの脳が働くリズムを作ることが先だ。