平均睡眠時間が6時間以下は死に至る病のようなもの

睡眠には、セロトニンの分泌がとても大事であるという話をしました。では、睡眠時間が短くなるとどうなるのだろうか?

結論から申し上げると、よく眠れない人は健康を害していることが多いです。疲労も溜まっていて、病気にもよくかかります。
逆に、よく寝ている人は本当に健康です。疲労も溜まっていませんし、病気にもかかりません。病気の方から逃げていきます。

寝ている間は何もしていないので、寝ることは無駄、時間がもったいない。それは大きな間違いです。
寝ることは無駄ではないばかりか、寝てる間に頭と身体がリフレッシュされ、疲労が回復するのです。 寝ることこそ、最も有益な疲労回復法なのです。

寝ることをおろそかにすると、どんなに身体にいいとされてることをやっても、どんなに身体にいいもの食べようとも健康を害します。なぜなら、人間は眠らなければ、最終的には死んでしまうからです。
私たちは、人生の約1/3は寝ています。人生80年とすれば、約27年間は寝ているわけです。
ところが、日本人は眠れない人生を送っています。寝る間も惜しんでという言葉通り、常に何かをやっています。年々、日本人の睡眠時間は短くなってるというデータもあります。

厚労省のまとめでは、1日の睡眠時間が6時間未満という人の割合は39.5%でした。これは2007年の同じ調査で28.4%だったこと比較すると、大幅な増加となります。もちろん、適切な睡眠時間は、人によっても、年齢によっても違いますが、さすがに6時間未満になると、起きている時に眠気を感じるようになるはずです。
睡眠を妨げているのは、男性では仕事・健康状態、女性では家事・仕事となっている。日本人は仕事のしすぎなのかもしれません。

日本人の睡眠時間は世界的にどうなのか?OECD(経済協力開発機構) の調査によれば、世界の平均睡眠時間は7.7時間となっている。
アメリカ8.8時間、フランス8.5時間、イタリア8.3時間と、いずれも8時間台で、日本人は諸外国と比べるとあまり寝ていないということがわかる。また、睡眠時間が6時間以下の人は、7~8時間の人に比べて死亡率が2.4倍高くなると報告があるくらいです。

単に長時間寝ればいいというものではないが、さすがに1日6時間を切ると健康を害することは、多くの研究で明らかになっています。


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