頑張らなくても意外と死なないからざっくり生きてこ

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ゲイバー店員のカマたくさんの書籍である。
別にゲイの方だから特別にフューチャーしてるわけではない。
というより、嫌悪感すらもっている。
言い寄られたら怖いなという感覚があるからだ。
まあ、ゲイの方からすれば、
「お前がどれほどの男なんじゃい!」
と思うくらいクズな人間なので、もうアウトオブ眼中は確定だろう。
なぜなら、女性にモテない男が、ゲイの方から好かれるはずもないからだ。
そういう点では、私が多少暴言を吐いても問題にはならないだろうという判断のもと、正直な気持ちを書かせてもらっている。

ちなみに、私のこの嫌悪感はどこからくるのだろうか?
おそらくであるが、単純に生理的に受け付けないからなのではないかと考える。
頭では分かっているんです。
この手の問題で、今さらゲイだからと言って、差別すること自体、ダサいことに。
テレビ番組には、多くのゲイ能人が出演し、トランスジェンダーについて否定的なことを言おうものなら、物凄い批判を受ける時代へとなった。
びっくりするくらいに地位が向上している現代において、もはや彼から弱者ではなく強者になりつつある。
だからといって、彼らの全てを受け入れられるかと言われたら、その答えはNO!

う~ん…ここまで書いてきて思ったことは、どうも付き合えるか付き合えないか的な感じになっているな。。
ええ、付き合えません!
この先、彼らを受け入れることができる時がくるのかもしれないが、今はやっぱり単純に女性が好きなので、友人としてならOK!
なんて、すごい上から目線だよね(;^_^A
うん、絶対に仲良くさせてもらえないこと確定だな、こりゃあ…。

ということで、私なんかとは絶対に仲良くさせてもらえないだろう、カマたくさんの書籍の感想である。
一言で言うと、名著である。
薄っぺらな人生を歩んできた私なんかとは違い、鋭い考えを持っている。
多少、「んっ?」というところもあるが、それは不問にしよう。
この書籍の素晴らしいところは、普通に考えれば不幸話にしか思えないことなのだが、それがどれもポジティブに描かれていて、カマたくさんは誰よりも人生に一生懸命なのだ。
私が将来のことや仕事のこと、人間関係で悩んでいることが、どうしてそんなことで悩んでいるの?と逆に質問されているような感覚になるくらい、カマたくさんの言葉が心に突き刺さるのだ。

好かれたいなら嫌われる人になること。
嫌われたくないと思っていたら
あんまり好かれないまま人生を終える。
いてもいなくてもいいのよ、そういう人

はい、私です!
ここ数年、ずっとそんなことを思って生きてました。
否…物心ついたときから、そういう人生だったと今なら断言できる…。
あああああ…間違ってた!
そうなんだよなあ。
嫌われてもいいや…なんて思っていながら、心中では絶対に好かれたいと思ってたんだよね。
嫌われてもいいから意見をするということを全くしてなくて、今の惨憺たる現状にあるのだから。
そりゃあ、出世なんてしないようなあ(しみじみ)。
出世したくないです!って、そういう近い言葉を言っているのだが、本当は出世したいんだよ…。
でも、当たり障りのない対応してたから、全く出世する気配もなく、後輩には次々抜かれ、ダメ社員の烙印を押される始末…。

この金言以外にも、心に突き刺さる文言が多数あるのだが、これが本物の凶器だったら、私は何度死んでいるかわからないほど、素晴らしい作品となっている。
カマたくさんは、心を殺す殺人者なのかもしれないな。
いや、表現が悪い。
心の再生工場…って、野村監督かい!

ちなみに、「んっ?」と思ったところはどこか?
それは援交に積極的、いや、正しいとは思っていないにしても、どこか前向きに捉えているのかな…?
ポジティブっていえど、どんだけポジティブなんだ!
その発想に驚愕すら覚えたのです。

とにかく、何度でも言いますが、素晴らしい作品です。
今この時、迷いの森で遭難しているあなた。
ぜひ、一読してみることをおススメしますよ。

頑張らなくても意外と死なないからざっくり生きてこ [ カマたく ]

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