疲労回復には規則正しい生活が必要か?

「疲れが取れない!」と伝えると、医者が言うことは、ほぼ決まっています。

「十分な休息と睡眠をとってください。そして、規則正しい生活を心がけてください」

もっと具体的に言うと、早寝早起して、1日3食、栄養バランスを考えた食事をすること。そして、適度な運動をして、こまめに休息をとり、夜は8時間以上熟睡する。こうすれば、疲労は蓄積されず、毎日が快適に過ごせるといいます。

どうでしょうか、皆さん?当たり前すぎて、何も聞く気が起きませんよね?

でも、大人はともかく、子供には規則正しい生活を常に強制しています。例えば、文部科学省が主体となって、社会全体が一丸となって取り組む「早寝早起き朝ごはん」運動を推進し、学校を通して、子どもたちに適切な運動、調和のとれた食事、十分な休養と睡眠をとることを指導しています。

しかし、この運動はすばらしいとは思いますが、本当に人間らしい生活なんでしょうか?あまりにも規則正しくすることは、ロボットと同じだと思いませんか?規則正しいことを良しとするのは、実は社会の秩序を維持し、生産を効率よくするために作られたプログラムと言えなくもない。もし、人間がそれぞれ勝手に行動し、食べて寝たとしたら、社会が崩壊するので、そうならないように訓練しているのです。

犬や猫の生活を見ていれば分かると思うのですが、彼らは毎日、同じ時間に規則正しく食事をして、規則正しく寝ていると思いますか?大抵の犬や猫は、人間の都合で勝手な時に餌を与えられ、満腹になると昼だろうと夜だろうと寝ています。

こう考えれば、規則正しい生活に取られる必要はないのです。規則を守ったからといって、疲労が取れるわけでもありません。規則正しさにこだわるあまり、逆に健康を害することだってあるこもしれません。

簡単な話、疲れたら休む。これが原則なんです!前日飲みすぎたら休む。たとえ習慣になっていても、朝のウォーキングを休む。胃も休ませる。運動のしすぎで疲れたらともかく休む。疲れているのに週3日はジムに行くことにしているからと、無理して行くのは全く意味がありません。

そもそも健康であるかないかは、たいていの場合、その日の疲れが翌日まで残っているかどうかで決まるのです。疲れが残っていれば不健康であり、残っていなければ健康なんです。毎日規則正しい生活をしていても、その日の疲れが抜けなければ意味はないのです。

そこで、疲れを残さない最大のポイントは「1日の中で帳尻を合わせる」ということなんです。つまり、一番心がけなければいけないのは、「今日の疲れは今日のうちに取る」ということなんですね。


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